
社団法人 法隆寺青年会議所
理事長 浦野 昌彦
ともに手をたずさえて
~縁から絆へ~
【はじめに】
3月11日、日本は国内観測史上最大といわれる大震災と津波に見舞われました。この未曾有の大災害は、阪神淡路大震災を経験した私たちにとっても、今自分達に何が出来るか、何をしなければいけないかと自分自身に問いかける契機になりました。
我々社団法人 法隆寺青年会議所は1974年に生まれ、今日まで諸先輩や地域の方々に支えられ、今年度で39年目を迎える事ができました。昨年度は会員数が少ないながらも奈良ブロック8LOMの協力の元、無事にブロック会員大会を行うことができました。これもひとえに皆様のご理解、ご協力の賜物だと感謝しています。ありがとうございました。
【自己の成長と地域への貢献】
我々青年会議所が日頃活動していく中で様々な個人や団体とともに事業を行っていく事がありますが、それぞれの所属層はちがっていても 各々独自の使命感をもち活動しています。目的や手法は違っても最終的には「明るい豊かな社会の実現」へ向けての活動であると言えます。
青年会議所には青年会議所の、他団体には他団体の理念や取り組みがあります。青年会議所では「修練」によって自己の成長を実現し、メンバーが互いに「友情」を育むことにより個だけでは実現できない事業を行えるようになり、その活動が地域への「奉仕」となる事を目指しています。
奈良県内でも比較的大阪に近い当LOMのテリトリーに住み暮らす人々は大阪へ働きに行かれる方も多く、奈良府民と揶揄されるように、地域への関心は低いように思います。しかし、己を律し行動するJAYCEEの姿が認知されれば、必ず西和7ヵ町に住む人々にも地域に関心を持ってもらえるはずです。我々は、住民、行政、企業をつなぎ、地域に根ざした運動を展開していきます。そうすることによって「明るい豊かな社会」は必ず実現されます。
【未来の地域のために】
昨今の社会的情勢により、日本の社会にはなんとも言えない閉塞感や諦めが蔓延しているように思えます。すぐに諦める、やりもしないのに出来ないと言う子ども達をみる事もよくあります。未来の日本を担うのは子ども達です。子ども達は地域の活力の源です。私は子ども達に、自ら夢を持ち、その実現にむけチャレンジする精神を持ってもらいたい。夢を実現するためには、様々な壁を乗り越えなくてはなりません。たとえ壁にはばまれたとしても、それを乗り越える為に、工夫しチャレンジすることによって達成感や感動が手に入ります。この過程こそが成長だと言えます。今年度は子ども達が成長できる場を様々な形で提供できるよう、事業を展開していきます。
子ども達は無限の可能性を秘めた地域のたからでもあります。我々青年会議所が子ども達のために様々な青少年事業を行っていくことで、この地域のたからを、地域を、そして日本を担う存在へと導きましょう。
【活動を続けていくために】
2012年度社団法人 法隆寺青年会議所は21名という少人数でスタートを切ります。少数であることは、メンバー間の意思疎通が図りやすいというメリットもありますが、会費収入の減少による事業費の縮小など、デメリットも多々出てきています。メンバー数だけが青年会議所の全てではありませんが、新たなメンバーの入会が無い組織は刺激がなくなり、刺激がなく変化がないままでは、組織は活力を失っていくでしょう。この法隆寺の地で先輩方が培ってきた和の精神を胸に、これからも地域の為に活動するためにも本年度は一層の会員拡大を図りたいと考えます。定款や規則なども含め様々な角度から会員拡大を検討し、必要であれば改訂も含め見直していきたいと考えます。また、メンバー一人ひとりがそれぞれの問題として会員拡大を意識し、拡大活動に取り組むにはそれぞれが自分自身の言葉で青年会議所の魅力を伝えられる必要があります。
青年会議所の魅力とはなんでしょうか。私はその一つに人との出会いがあると思います。人は様々な人に出会い、多様な考えに触れ刺激を受け、切磋琢磨しあう事によって成長します。このような青年会議所の魅力をあらためて感じられるような事業を行います。
【縁から絆へ】
私は生まれも育ちも大阪であり、社団法人 法隆寺青年会議所のテリトリーであります西和7ヵ町には、この地域で働き出すまで、そこまでの想い入れはありませんでした。しかし今では、この地域に住み、仕事をし、また青年会議所に入会し様々な活動をする中で、この地域に愛着を感じております。この地域、市民の方々の為に何か出来ないか、青年会議所の理念でもあります「明るい豊かな社会」の実現に向け、頑張っております。
先日、私が生まれ育った実家が取り壊され家財などを整理しました。11年前に亡くなった父の所持品の中から社団法人 法隆寺青年会議所設立記念のメッセージが見つかりました。父は社団法人 松原青年会議所メンバーであったため、いただいたのでしょうが、これも「縁」なんだなと感じたところです。
「縁」があるからこそ人は出会い、その出会いを大切に育み、認め合い、支え合い、助け合うことで「絆」となります。東日本大震災は我々に改めて絆の大切さを気づかせてくれました。現在の社団法人 法隆寺青年会議所メンバーも「縁」あって、この時代に一緒に活動しています。これを「縁」で終わらす事なく、太い「絆」となるよう活動していきましょう。
「なせば成る、なさねば成らぬ何事も、成らぬは人のなさぬなりけり」
人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かいます。ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつきません。結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからです。今年度はこの言葉を胸に、感謝・尊敬・謙虚を常に忘れずに活動していく所存でございます。
事業計画
- 自己研鑽と地域住民への活動の伝播
- 青少年事業の実施 会員交流
- 40周年事業の準備
- 公益社団法人制度への対応
- 会員拡大



